2011年12月16日 (金)

小説「パンチョッパリ」本編のあらすじ

昭和20年(1945年)一人の少年が国民学校(現小学校)へ入学する。名前は『金 海守(キム ヘス)』皇民化政策と称して創氏改名を進めていた当時の日本で、「金」と本名を名乗る、在日朝鮮人の少年は当然のように、非国民と毎日のようにひどい虐めにあう。それまでは「岩田」と日本式の姓を名乗っていた海守少年には、どうして自分がひどいめに会うのか分からない。当然学校へも行きたくないし、金という名前はいやだと両親に訴えるが、厳格な父は決して許してくれなかった。

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そんなある夏のある日、少年は国民学校で、明日から学校に来なくていいと伝えられる。少年には一瞬わけがわからなかったが、のちにそれ解放(終戦)であったこと知る。

やがて海守少年は、父と祖母、それに叔父たちに連れられ、祖国朝鮮へと引き上げる。はじめは先遣隊でという父の考えから、母と弟妹は日本に残ることに。海守少年は、優しい母から引き離され父たちとともに玄界灘を渡る。

祖国へ着いた海守少年たち、そこでひどい洗礼を受けることに…

過去にひどい洪水にあい祖国から日本へ流れ着いた海守少年の父は、日本で稼いだ資金をもとに、広大な田畑と広い家を購入、相変わらず怖い父、大好きな満守叔父さん、そしてやさしいハンメ(おばあちゃん)とのの生活が始まる。

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やがて父に命じられ、祖国朝鮮の小学校へ通うことになった海守少年。「もう朝鮮人といっていじめられることは無い、ハンメ(祖母)からそう言われ、心躍らせて向かった学校で、彼を待っていたのは、『パンチョッパリ』(半分日本野郎)という酷い呼び名と、反日感情による憎悪のまなざしだった…

その後、故郷に錦を飾り喜んでいた海守家族に再び災難が訪れることに…。海守少年の父は、故郷の蔚山を離れ、再び家族を残し一人、日本へと旅立つ。

残され海守少年は、大好き叔父さん、優しいハンメとともに、貧しいながらも行商を手伝ったりしながら生活する。

それから少年は日本を離れるとき、母から言われた言葉を胸に、祖国へなじもうと一生懸命勉強に励む。やがて韓国語も話せるようになった少年の前に、龍大(よんて)という体の大きな少年が…

明るくいたずら好きの海守少年、たくさんの友達もでき、遊びまわる日々、そんな彼の前に、とても可愛い「呉 善花(お そんふぁ)」という少女が現れる、海守はたちまち恋に……

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やさしい叔父さんと、ハンメに見守られ、貧しいながらも、のびのびと成長していく海守少年…相変わらずのいたずら三昧を友達とともに繰り返す。しかし、そんな彼らに忍び寄る歴史の影が…

やがて朝鮮半島に動乱の嵐が、朝鮮人民軍が38度線を超え韓国へ侵軍…朝鮮戦争が勃発する。

戦争の影響は海守家族にも容赦なく襲い掛かる…。それまで必死に働きながら家族を支えてくれていた、大好きな満守叔父さんが徴兵で戦地へと旅立ってしまう。叔父さんがいなくなり、海守家族らの生活はさらに貧しさをます。

しかし、そんな中も海守と子供たちはたくましく生き続ける。

その後もいろいろな事件や体験を通じ、どんどん成長していく海守少年…そんな彼のもとへある朝、米軍の軍服を着たひとりの男の人が…

(つつきは買ってから、読んでくださいね

Hyousi

Banarhutari

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