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2008年9月 3日 (水)

第56話 まさかの再開!ぷるんぷるんぼよよーん!

お大師様の境内では、綿菓子、あんず飴、焼きそばなど、数多い三寸が立ち並び、僕達と同業のテキヤさん達が、着々と準備に取り掛かっていた、

「すごいね、、沢山のテキヤさんでいっぱい、、、、」

めぐみちゃんは僕の隣で、キョロキョロと周りを見渡しては、楽しそうに微笑んでいた

 

「おう、誰かと思えば、鬼辰さんところの吉宗じゃねえか、、」

「え、、、?」

見るとそこには、以前地元のお祭りで知り合った、スキンヘッドの熊井さんが、あいかわらずの恐い顔で微笑んでいた、、、

「あ、、、熊井さん、どうもです、、、、」

「なんでえ、また、ハゲ虎に内緒で、めぐみちゃんと夫婦テキヤか、、まったくいい根性してやがんなー、ははは」

「め、夫婦テキヤって、、、だはは、、」

「やだ、、、、もう熊さんったら、、」

真っ赤になって照れている僕たちに、今度は熊井さんの隣にいた、悪役商会のような人たちも、話しかけてきた 

「ほう、、このお兄ちゃんが噂の吉宗君か、、熊ちゃんとやりあって一歩も引かなかったんだってな、、、、」

「あ、、、いや、、あれは、、、、」

「おまけに、四課のハゲ虎と真っ向からぶつかって、奴さんのパンツ、ずり下ろしてやったんだって、、、俺の舎弟から聞いたぜ、大人しい顔して大したもんだな、、、」

「いえ、、それもただの事故で、、、ははは、、」

僕は必死に頭を掻きながら、恐ーいおじさんたちに、苦笑いを浮かべていた、、、

Kuaisaikai_2

  

「すっかり有名人だね、、、吉宗くん、、」

そんな僕をからかうように、めぐみちゃんが微笑んだ

「いっけん、恐そうな人たちなんだけど、みんな優しい人ばかりだね、、、」

「うん、、そ、そうだね、、ははは」

そう返しながらも、僕はやっぱり心の中では怖さでいっぱいだった、、、

 

「なのに私のパパったら、、バイトもするななんて怒ったりして、本当に頑固なんだから、、、、」

「そ、それは仕方ないんじゃないかな、、、、、」

「えーなんで仕方ないの?」

「何でって言われても、、、、やっぱりハゲ虎、、じゃなかっためぐみちゃんのお父さんの立場って言うのも、、ねえ、、、」

「立場ねーー、」

めぐみちゃんはぷっと口を膨らませながら、空を見上げた、、、

僕はそんな彼女の横顔を見つめながらふっと、

(いくらお隣さんだからって、どうしてうちの親父さんは、刑事の娘のめぐみちゃんを、平気でバイトに使ったりするんだろう?、ハゲ虎と親父さんの関係っていったい、、、、)

そんな疑問を抱いていた

 

やがて僕たちは境内の中ほどにある、イカ焼の三寸にたどりついた

「お待たせして、すいませんでしたー!!」

僕は恐る恐る、三寸の中でたばこをふかしている追島さんにお弁当を差し出した、、 

 

「この野郎ー、おせえぞ、あったぐ!!」

追島さんは、怖い顔で睨みながら、幕の内を僕の手から奪い取ると、ふたを開いてガツガツ食べ始めた、、、

 

(、この野生のゴリラの様な人が、スイートピーの花束を、愛するお慶さんにこっそり届けていたなんて、人は見かけで判断しては、ダメなんだな、、)

僕はそんな事を思いながら、お弁当をほおばる追島さんのことを、じーっと見つめていた、、、

 

「ん?、、、、」

「じーーーーーーーーー、」

「な、、なんだお前、何見てんだ、こら、、、、」

追島さんは怖い顔で僕を睨んできた、、、、、

(こうして、怖い顔をしていても、心はシャイなんだよな、、、この人は、、)

僕は花束を抱えてポツンと夜空に立っているゴリラの姿を頭に浮かべながら、キラキラ光る瞳で追島さんを見つめていた、、、

Jiiiiii

「な、、なんだ、気持ち悪い目しやがって、、さっさと仕事に行け、、バカー!!」

バコーン!!

「あ痛ーーー!!」

追島さんの久々の孫の手が僕の頭にヒットした、

 

 

「吉宗君、だいじょうぶ、、、、」

パンチパーマから大きなたんこぶをのぞかせた僕を見て、心配そうにめぐみちゃんが訪ねた、

「うん、大丈夫、大丈夫、、、ははは」

「でも、すごい音だったよ、痛かったでしょ、、」

「それがね、めぐみちゃん、どういうわけか痛くないんだ、、、、」

「痛くない?」

「うん、、夕べ追島さんのある秘密をしっちゃって、それが原因で追島さんを見る目が変わっちゃったせいだか、、」

「秘密?」

「、、、、うん、実はね、、、」

僕はキラキラ光る瞳でめぐみちゃんを見た、、、、

 

「えーー!?、追島さんがお慶さんに花束を、、、」

「うん、、、夕べ追島さんが持っていたレシートでわかったんだけど、、なんだかその後、驚きと感動で眠れなかったんだ、、」

 

「追島さん、それじゃやっぱり、今でもお慶さんのこと、、、、」

「うん、、、、でもお慶さんには婚約者がいるしな、、、」

「うーん、、、」

僕たちは真剣な顔で、うつむきながら歩いていた、、、

 

「なんて面して歩いてんだ、吉宗、、、それにめぐみちゃんまで、、」

気がつくとそこは、銀二さんのたこ焼きの露天の前だった

 

「遅いっすよーー、吉宗の兄貴ーーー、めぐみさんとラブラブはいいすけど、弁当の後にしてくださいよねー、、、」

銀二さんの隣で、おなかをすかせた鉄がぶつくさつぶやいていた、、、

「ご、ごめん鉄、、」

僕があわててお弁当を手渡すと

「やっとシャリにありつけるっす、、、」

鉄はうれしそうに抱えて持ち場に向って走って行った、、、

 

「ほれ、もうじき人(じん)が出張って来っから、お前も、めぐみちゃんも急いで食っとかねーと、あとで大変だぞ、、、」

「あ、、はい、、」

「ほら、めぐちゃんはここ座りな、、」

銀二さんは小さな丸椅子をめぐみちゃんに差し出すと、自分はソースの缶に腰掛け、ガツガツご飯を食べ始めた、、、

「いただきまーす」

めぐみちゃんとぼくも、お弁当のふたをあわてて開いた、、、

 

銀二さんは口のご飯をもごもごさせながら

「めぐみちゃん、今日赤タン一人だけど大丈夫?」

「はい、金魚すくいですね、前に一度手伝ったことありますから、、、」

僕は銀二さんの言葉に、ご飯をのどに詰まらせ

「ゴホッ、、ゴホッ  あ、あの、銀二さん、めぐみちゃん一人で金魚すくいって、、それじゃ僕は?」

「お前は、俺とここでたこ焼きだ、、、」

「えーー!」

(そんな、、めぐみちゃんとまた、ラブラブで働けると思ったのに、、、)

僕は思わず、半ベソをかいてしまった、、、

 

「何て面してんだ、お前、赤タン二人でやったってしょうがねえだろ、それにこれは親父さんからの言いつけだぞ、」

「親父さんのですか?」

「ああ、早いんだけどな、親父さんがお前にたこ焼きの練習させとけって、言いつけがあったんだよ、、」

銀二さんの言葉にめぐみちゃんが何故か目を輝かせていた 

「すごいじゃない吉宗君、、、、」

「え?すごい?」

「たこ焼きっていったら、お祭りの花だよ、、、すごい出世だよー、、」

「出世?」

僕はきょとんとした顔でめぐみちゃんと銀二さんを見た、、

 

「露店のネタ一つにもランクってのがあんだよ、、、腕と経験にあわせて売り上げのいいネタまかせてもらえるんだ、その中でもたこ焼きってのは、本来は俺クラスの兄い分がやるんだぞ、、、」

「銀二さんクラスの方がですか、、、、」

「おう、、、まあ、参考までに教えたるけど、ネタの中でもトップはデンキだ、、うちじゃあ、高倉の若頭か追島の兄いクラスが受け持ってるんだ、、、」

「電気?、、、、」

「綿菓子だよ、、綿菓子、、、」

「そんな決まりがあるんですか、、、、」

関心してうなずいている僕にめぐみちゃんがニッコリ微笑んだ

 

「がんばってね、、、吉宗くん、、、heart01 」

 

「あ、、、うん、がんばるよ、、heart04 」

 

僕は頬を染めながらめぐみちゃんを見つめた、、、

Ganbatte_2  

「かー、何がうん、がんばるよだよ、、、、でれーっとした面しやがって、、やってらんねーぜ、ははは、、、」

銀二さんは、あきれた顔で横を向くと、一人お弁当をガツガツとほおばっていた、、、

 

と、その時だった、 

「あーー、伊集院ちゃん?、、伊集院ちゃんだーー!!」

突然僕の耳に、甲高い女性の声が響いてきた、、、、

(伊集院ちゃんって、たしか、ハメリカンナイトで銀二さんが名乗っていた名前、、、、、)

僕は、おそるおそる声の方に振り返り、思わず顔を引きつらせてしまった、、、、

「!?」

何と、僕の予想どおり、そこにはハメリカンナイトで、夕べ銀二さんが指名していたクリスティーヌさんが、可愛いい私服姿で立っていたのだった、、 

 

「伊集院ちゃん、何よ今日はここで仕事だったんだー 」

 

「え、、、、、?、、あー!!、もしかして、クリスティーヌか?、、、」

「やーだー、こんな所でその名前はやめてよ、百合絵よ百合絵、前に教えたじゃん、、」

「あー、そうだったっけ、、、、」

「ひっどーい、伊集院ちゃんったら、、」

クリスティーヌさんはそう言いながら、ふいに僕のほうを見ると、、 

「あーーー!?」

突然面白い動物に再び出会えたという顔で、大声を発した、、

 

(うわ、、、ちょっと、、!?、)

僕は慌てて隣のめぐみちゃんを見た

めぐみちゃんはキョトンと不思議そうな顔で、クリスティーヌさんを見ていた

(銀二さん、、銀二さん、、、、、、)

僕はすさまじい形相で銀二さんに必死のテレパシーを送信した、、、

「、、!?、、、」

そこは百選練磨の銀二さん、僕のテレパシーを見事にキャッチすると

「あーー、そうだ、そうだ百合絵だったなーーーはははーー」

大声で叫びながらクリスティーヌさんの肩をぐいっと抱き寄せた、、

「え、、何?どうしたの急に、伊集院ちゃん、、、」

「いや、久しぶり、久しぶり、、はははーー」

銀二さんはさりげなくクリスティーヌさんの背中をとんとん叩きながら、二人で僕とめぐみちゃんの方を向いた、、、

 

「おう、吉宗、めぐみちゃん、紹介するよ、、、、あーー、えーー、そうだ、俺の幼馴染の百合絵だ百合絵、、なー百合絵、、、いやあ、何年ぶりだろうかなーはははー、」

銀二さんの奇妙な様子に気がついたクリスティーヌさんは、めぐみちゃんと僕を見てはっと表情を変えると、、、

「あー、そうだ、、10年ぶり、、、伊集院ちゃん、、10年ぶりよね、、、、」

さすがは豊富な人生経験の持ち主、機転を利かせて、そう返事をかえしていた、、、

 

「銀二さんの幼馴染の方だったんですか、、、はじめまして、、、」

めぐみちゃんは、何の疑いもない顔で、クリスティーヌさんに笑顔で挨拶をした、、

「あー、どうも、どうも、銀二さんの後輩で一条です、、、はい、、」

僕も額に汗を流しながら、必死に頭を下げていた、、

(よかった、、、これで何とかめぐみちゃんにばれずに、、、、)

そう思ったのつかの間、、、、、

 

「百合絵ーー、ごめんね、後れちゃって、、、」

僕の耳に思いっきり聞き覚えのあるセクシーなかすれ声が響いてきた、、、

 

「見てみて、まだ始まる前なのにさ、入り口のテキヤのおじさんがプレゼントしてくれたんだ、、ふふふ、私の美貌のおかげね、、、」

声の主はそう言いながら、袋に入った沢山のりんご飴を抱えて、うれしそうに近づいてきた、、、

「あれ?、、百合絵その人、、、」

セクシーボイスの女性はクリスティーヌさんの隣の銀二さんを見ると嬉しそうに目を輝かせ、、

「うそー、何よ、伊集院ちゃんじゃない、、、」

そう言いながら、見覚えのある爆裂ボインを、ぷるんぷるん、ぼよよーんsign01と、揺さぶった、、、

「あ、、、お前!?」

銀二さんはクリスティーヌさんの肩を抱きながら、慌てて爆裂ボインの女性を見ると、、

「お、おーう、久しぶりーーー!」

苦し紛れにそうつぶやいた、、、

 

「何言ってるのよ、伊集院ちゃんったら、夕べ会ったばかりじゃない、、、」

爆裂ボインはそう言いながら、ふっと銀二さんの後ろにいる僕に目をとめると、、、

「あー!?、、、、」

無意識に声をだしその場で固まってしまった、、、、

同時に僕も、心の中で目の前にいる爆裂ボインの名前をつぶやいていた、、、

 

(マ、、、マライア、、、、さん!!、、、、)

「え?、、、何?、、どうしたの?吉宗くん、、、、」

隣のめぐみちゃんが、きょとんとした顔で僕を見た、、、、

「、、、、、、、」

しかし僕は、声を発することも適わず、その場で金縛り状態に陥っていたのだった、、、

 

まさか、こんな場面で、ぷるんぷるん、ぼよよーんsign01のマライアさんと再開してしまうなんて、、、、

僕は運命のいたずら、というよりも、とてつもない底意地の悪さをもった、作者光一郎という男に、恐るべし恐怖を抱いたのだったのだった、、、

続き
第57話 閻魔の娘へ

イラストは近日更新しますcoldsweats01

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第一章 侠客鬼瓦興業」カテゴリの記事

コメント

ほんま根性悪いゎ光一郎凸(`Д´メ)

この微妙な間のバランス…うぶなめぐみちゃんはキョトンやけど、私なら即効、疑惑の目を向けるゎ(# ̄З ̄)

綿菓子はすごいんですか~wobbly
全然知りませんでしたsweat01
知り合いのテキヤの兄さんnote
こないだまで綿菓子したはって、今は本部部屋住みup
綿菓子は出世頭なのですね( ̄ー ̄)ニヤリ
今度お祭り行ったら、綿菓子の人に釘付けになりそぅcoldsweats01

投稿: けんさぁ | 2008年9月 3日 (水) 21時54分

けんさぁさん、
ほんま根性わるいでしょう^^我ながらここまでやるんかい!そう言ってやりたいですヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

綿菓子って実は鳥居のすぐわきにあったり、必ず良い所にあるでしょう、
以前チョロっと聞いただけなのですが、理由があるらしいんです

いずれ、もっと詳しく教わりに行こうと思っていますcoldsweats01

さてさて、これでめぐみちゃんにばれちゃうのかなー、彼女も結構天然ですからね( ̄ー+ ̄)

投稿: 光一郎 | 2008年9月 4日 (木) 00時08分

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