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2008年9月

2008年9月26日 (金)

59話、60話、イラストアップしてまーす

じゃじゃじゃーん m9(^Д^)プギャー

こわーい顔のめぐみちゃんでーす、、、こわ、、、、、coldsweats02

Onimegumi_2

59話の中にアップしてありますが、はたしてこれは演技なのか、はたまためぐちゃんにはまだまだ謎が隠されているのか、実は書いてる私にもわかりませーんcoldsweats01

というわけで、めぐみちゃんについては、今後の展開をお楽しみにーーnote

めぐちゃんは置いておいて

こちら、60話で登場、女衒の栄二です

Eijisan_3

すごいですねーーー、

実は女衒の栄二、、最初に書いたときは、もっと男前で女の人を食い物にする悪党キャラだったのです

やがては吉宗君と対決、、、、そう考えてとても恐い雰囲気で書いたのですが、途中私がお風呂屋さんにいってボーっとしていたところ(すべーるすべるのお風呂じゃありませんよcoldsweats01

ちがう!、、、、女衒のような風俗に関連する人の中にも、本当に女性の苦しみや辛さを知っていて、そんな人たちをヤクザのようなお店から守ってあげる、そんな人もいるはず、、、、そんな事を思ってしまったのでした、、、

そこで、栄二をおねえにしてしまって、風俗業界で女性からも愛されるキャラにしてしまおう、、おまけにその栄二が吉宗に惚れちゃったら、、、、本当に気まぐれで生まれたのが、ニュー女衒の栄二なのです。

女衒の栄ちゃんについては本編でじっくり書かせてもらいますが、さてさていよいよ吉宗くん第一章クライマックスへ突入、、、、

イケメン三波、それに沢村研二、、、そして女衒の栄二にかわるもう一人の男、、、

連中も交えて、吉宗君の新たな一面が、、、、、

予告はこの辺で、、、、ちゃんちゃん happy01

最後にちょっとだけ宣伝です

半年振りに私の別の物語『小さな森のとっと君』更新しちゃいましたーー^^

吉宗くんとはまったく違った世界、、実は私の子供達のために書き始めたお話しですsmiledown

小さな森のとっと君へ

Morinoensoukai

はじめのうち書いては読んで聞かせていたのですが、最近あまりにも続きを書かないせいでちびたちから存在を忘れられてしまいました。。。。。

しっかり書こうとおもってもうーん、なかなか時間が、、、ですcoldsweats02

Potiannai
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2008年9月25日 (木)

第60話 女衒の栄二(ぜげんのえいじ)

(めぐみちゃんが、、、、あの心やさしい、めぐみちゃんが、、、、、)

僕は信じられない姿を見てしまったショックから、額に青筋をたらしながらキョロキョロと彼女のことを見ていた、、、

しかし、あの時の鬼のようなめぐみちゃんの姿は見られず、いつもの可愛い彼女がそこには微笑んでいるだけだった、、

 

「ありがとうございましたーーー」

めぐみちゃんは、ちょっかいを出して来た男達にニッコリ笑顔で手をふると、不意に僕のほうに顔を向けた、、、

「、、、、、、うぐ!?」

僕はなぜか慌てて、めぐみちゃんから目をそらすと、一生懸命たこ焼きにソースを塗りたくった、、、

「吉宗くん、、、、」

ぬりぬり、、ぬりぬり、、、、

「ねえ、、、、吉宗くんってば、、、、」

「、、、、、、、、」

ぬりぬり、、ぬりぬり、、、、、

めぐみちゃんの声を耳にしながらも、動揺から返事を返すことが出来ずひたすらソースをぬる僕に彼女が、、、

「吉宗君、、、、」

「それ、たこ焼きじゃないよ、、、、」

「え?、、、、あーーーーーーーーーー!?」

気がつくと僕は、三寸の入り口に飾られていた、恵比寿様の置物の頭にせっせとソースを塗りたくっていたのだった、、、、

Ebisusan  

「あー、バカー、それは俺の大事な、商売繁盛の守り神なんだぞーーー!!」 

銀二さんも、慌ててソースだらけの恵比寿様に向かって絶叫した、、

「あーーー、す、すいません!、、銀二さん、、、」

「この、バカー!すいませんじゃねーぞ、今日儲からなかったらお前のせいだからな!あー、すんません、恵比寿さん、、、すいませーーん、、、」

銀二さんは恵比寿さんを大事に抱えると、一生懸命お詫びをしながら、バケツの水でソースを洗い落としていた、、、、

 

「おかしい、、、吉宗くんったら、、、、、、、」

「あー、そうか!、、、」

めぐみちゃんは、急にはっとした顔で僕を見た、、  

「吉宗君、、さっきの私のこと見て、ビックリしたんでしょー!、、、」

「あ、、いや、、、、、」

「やだーーー、あれは演技だよ、演技、、、」

「演技?、、、」

「うん、、、、鬼瓦のおばちゃんに教わった、いやなお客さん対策用の演技、、、」 

「、、、、本当?、、、、」

「もうー、本当に決まってるでしょー、、、ふふふ、、、、」 

「なんらーー、演技らったのらーーーー、ははは、、、そうらったのら、、、、」 

僕はめぐみちゃんの言葉にほっとした喜びと安心から、目元を潤ませながらへらへら笑いくずれてしまった、、、、

「おかしいー、、、吉宗くんったらうるうるしちゃって、、、本当にかーわいい、heart04、」

めぐみちゃんは僕の腕をつんと突っつくと、可愛く小さなウィンクをした

「、、か、、可愛いだなんて、、、だはははは~、、、、」

僕はでれーっとだらしな~い顔で、めぐみちゃんを見つめ微笑んだ、、、

 

「すいませーん、、、あのー、金魚すくい一回いいですか?、、」

「あ、はい、、、ごめんなさーい、今行きますね、、、」

めぐみちゃんは水槽の前で彼女を呼んでいる親子に気づくと、あわてて持ち場へ戻っていった、、、、 

 

僕はやさしい笑顔で小さな子供にポイを手渡すめぐみちゃんを見つめた後、銀二さんに、、、 

「銀二さん、、めぐみちゃん、さっきの演技だったれすら、、、だはははー、、、」

「何が、だははーだ、、、バカ、、、、」

銀二さんは一生懸命に磨きなおした恵比寿さんを、もとの三寸のすみに置くと、僕を見た、、、

 

「なあ、、、、吉宗、、」

「はい?」 

「お前にはあれが演技に見えたのか?、、、、」

  

「え!?」

 

「さっきのめぐみちゃん、、、あれが演技に見えたのかっての、、、、」

「、、な、、何を言ってるんですか?、、、だってめぐみちゃんがさっき演技だって、、、」

「さあ、、そいつはどうかな、、ぎーしっしっしっしっしっし、、」

そう言っていやらしーく笑った

 

「え、、、あ?、、銀二さん、ねえ、銀二さん、ちょっと、、」

「さあ、たこ焼き作ろーうっと、、、」

銀二さんは意味深ないやらしいー笑顔を浮かべたまま、得意の二刀流でたこ焼きを返し始めた、、、

「銀二さん、ねえ、、銀二さん、、、」

 

(いったい演技だったのか?それともあの怖いめぐみちゃんも、本当のめぐみちゃん?どっちなんだろう、、、)

僕は、となりのめぐみちゃんと、銀二さんを交互に見つめなが、必死にうろたえていた、、

「ほら、そんなことより、お前のおかげでバケツの水がこんなになっちまったんだ、向こうの水道行って、汲み直してこいよ、、ほれ急いで、、」

銀二さんは、そう言ってソースまみれになったバケツの水を指さした、、

「あ、、はい、、」

僕はしぶしぶ、バケツを持つと、横目でめぐみちゃんを見たあと、急ぎ水道に向かって走り去って行った、、

 

「ちょっと、刺激が強すぎたかな?、、、吉宗のやつには、、ははは、、」

銀二さんは走り去る僕を見ながら笑っていたが、

「さあ、仕事仕事、、、」

そう言うと次々とタコ焼きをひっくり返しはじめた、、、

 

そんな銀二さんの前に突然、角ガリに大きな白い顔、ど派手な花柄のワイシャツに白いラッパのパンツをはき、上品に口髭をはやした中年男が近づいてきた、、

中年男は白い顔の中に可愛くぽつん、ぽつんと配置された小さな目でにんまり微笑むと

「ぎーんちゃん、、、、」

うれしそうに声をかけた、、、 

「ん?、、、、」

「久しぶりねー、銀ちゃん、、相変わらず色男だこと、、ほほほほほ、、、、、」

白い顔のおじさんはそう言いながら小さな目をさらに小さくさせ、ひげ面のおちょぼぐちで気色の悪い奇声のような笑い声をあげた、、

Eijisan_2 

銀二さんは、目を見開くと、

「あーー!なんだー栄ちゃん!、、女衒の栄ちゃんじゃんかー、、、、」

うれしそうに笑った、、 

「あらやだー、女衒はやめてよ、、女衒は、、、、」 

「やめてって言ったって、しょうがねーじゃんか、女衒なんだから、、、、」

栄ちゃんと呼ばれるおじさんは恥ずかしそうに、、、

「相変わらず口が悪いわね、、銀ちゃんったら、、ほほほほほほ、、、、、」

そういってまた甲高い奇声を発した、、、

銀二さんはそんな奇声に眉をしかめたあと、 

「どうよ、最近、商売の方は儲かってんかい、栄ちゃん、、、、」

「まあ、ぼちぼちね、、、ほほほほ、、、」

「それよりさ、銀ちゃんあたしこの間、彼とわかれちゃってさ、、、もうさみしくて、さみしくて、、、、」

「彼って、あの男前のお兄ちゃんか?、、、、」

銀二さんの言葉に栄ちゃんというおじさんは、悔しそうにハンカチをかみしめると、

「お小遣いだって、いーっぱいあげてたのよ、、なのに彼ったらほかに男作って、駆け落ちしたのよー、ひどいでしょー銀ちゃん、、、、」

それは不気味な顔で泣き始めた、、、

 

銀二さんはそんな角ガリの奇妙なおじさんをじーっと見つめながら、、

「これは逃げたくなるわな、、、、ははは、、」

冷めた顔で笑った

 

   

銀二さんと栄ちゃんが、楽しそうに話していたその時、運が良いのか悪いのか、バケツを抱えた僕が、、、

「銀二さん、早くさっきの続きお願いしますーーー!」

そう言いながら戻ってきてしまったのだった、、、

 

「おう早かったなー、吉宗、、、」

「だって、、さっきの話の続き、まだ聞かせてもらってないんですよ、めぐみちゃん演技かどうかって、、、」

そう言いながら僕は、ハッと僕に向かって発射されてくる、不気味なレーザービームを肌で感じ取った、、、

  

「、、、な、、なんだ、、!?、、、」

 

僕は恐る恐る、そのレーザーが発射されてくる方角を見て、思わず息を詰まらせた、、

そこには女衒の栄ちゃん、そう、角ガリのおじさんが、小さな目をギラギラ光らせながら、僕を見て立っていたのだった、

 

「銀ちゃん、、、だ、、誰、、この子、、、」

栄ちゃんは小さな目を血走らせながら銀二さんに訪ねた、、、、

 

「ん?、、、、ああ、こいつはうちのニューフェイスで吉宗ってんだ、、、」

 

「ニューフェイスの吉宗ちゃん?、、、、」

 

「そうだ、吉宗、、紹介するよ、、女衒の栄ちゃん、、、、このあたりじゃ昔から有名な女衒のおじさん、、」

「ぜげん?、、、、」

僕はそのおじさんから発せられるレーザービームをかわしながら、銀二さんに訪ねた、、

「この辺の風俗店に女の子を売り飛ばす商売だ、、ははは、、、」

「えーー!?売り飛ばすって、、、」

 

「ちょっと、銀ちゃん、、、ひどいこと言わないでちょーだい、、、」

栄ちゃんは、そう言いながら恥ずかしそうに僕をみて小さな目で笑うと、、、 

「売り飛ばすなんて嘘よ、嘘、、、あっせんしたり、女の子たちにお金を貸したりして、手数料をもらってるだけなのよ、、、ほほほほほほ、、、、、」

奇妙な笑い声をあげた、、、

 

「は、、はあ、、あっ旋ですか、、、、」

「そう、、わかってくれたかしら、、いい子ねー、吉宗ちゃんったら、、、」

女衒の栄ちゃんはそう言うと、再び小さな目からレーザービームを発射させてきた、、、

「、、、、、うぐ!」

僕は持っていたバケツでレーザービームをかわしながら、後ずさりした、、、

 

「そうか、、、吉宗ちゃんっていうんだ、、、、そうか、そうか、、ヨッチーちゃんね、、、」

女衒の栄ちゃんはそう言いながら、僕を見つめると、突如小さな口をぐわーっとあけ、そこから巨大なオロチのようなべろを出して、べろりーー!っと舌舐めずりをした、、 

「ひーーーーー、!!、、」

僕はまるで太古の妖怪のようなその姿に思わず震え上がってしまった、、、

これが僕と栄ちゃん、、風俗業界では泣く子も黙るどころかもっと泣いちゃうという、女衒の栄次 との初めての出会いだったのだった、、、、

続き
第61話 やさしい女衒へ

イラストは近日更新しますcoldsweats01

Potiannai
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2008年9月18日 (木)

第59話 もう一人のめぐみちゃん

めぐみちゃんの純粋な僕への思い、やさしい勘違いからひとまず窮地を脱した僕は、銀二さんの隣で初のたこ焼きにチャレンジしていた、、、

「いいか、たこ焼きで一番大事なのは生地だ、、こいつの加減を間違えちまうと、まわりサクサク中まろやかーな、うめえたこ焼きは出来ねえんだからな、、、」

銀二さんはそう言うと、巨大なポリバケツのなかに、ざざーっと大量の小麦粉を入れ始めた、、、

「え、そんなところで作るんですか?、、、」

「おう、大量につかうからな、、、ほれ、そこの水ちょっとずつ入れてみ、、」

「あ、、はい、」

僕は大きなポリ缶に入った水をポリバケツの中に流し込んだ、、

 

「はじめにダマができねーように、こいつで、よーく混ぜるんだ、、」

銀二さんはそう言うと、大きなデンキドリルをとりだした

「えー、な、何ですかそれ?、、、」

「何ってこいつで混ぜるんだよ、、、」

「それって、工事現場のドリルでしょ、、、」

「バカ、先を良く見てみろ、、、、」

「あーー!?」

なんとドリルの先端には大きな泡立て器がついていたのだった、、

「すげえだろ、、親父さんに頼み込んでやっと買ってもらった、俺の秘密兵器だー!!」

 

ウィーーーン!!

 

銀二さんは大きなドリル式泡だて器のスイッチを入れると、嬉しそうに粉と水を混ぜ始めた、、、

「すごいですね、、、これ、、、」

「そうだろー、昔は手で混ぜてたからよ、、大変だったんだぞー、、、ほれ、、水、追加、、」

「あ、、はい、、、」

僕は慌てて抱えているポリ缶の水をドボドボと注いだ、、

銀二さんはしばらく生地を混ぜたあと、大きなひしゃくをつかって粉の柔らさを調べ、、、

「いいか、固すぎず、やわらかすぎず、、たこ焼きの生地はこんなもんだ、、見て覚えとけ、、、」

「はい、、、」

「おし、次は焼きだ、、、、」

出来上がった生地を奇妙なステンレス制の粉つぎという容器に入れ、すでに熱くなっているたこ焼き用の鉄板に油をぬり

「言いかー、見てろよー、、」

「はい、、」

ジューーーーーーー!

粉つぎを使って、たこ焼きの鉄板前面に生地を流し込むと、すばやい手つきで、たこ、てんかす、刻みしょうがをすべての穴に落とし入れた、、、

「すごい、、、早業だ、、、、」

「早業って、俺を誰だと思ってんだ、、、たこ焼き焼かせたら関東でも五本の指に入る、銀二様だぞー!」

「関東で5本ですか?、、、」

「おう、いいか見てろよ、、」

銀二さんは嬉しそうに両手にキリを握ると、

「あほい、ほい、ほい、ほほほい、ほーい」

それは見事に二つづつのたこ焼きをくるくると返していったのだった、、、

 

「す、、、すごすぎる、、同時に二つずつなんて、、、、」

「ほれ、吉宗お前もやってみろ、、」

そう言ってキリを僕に手渡すと、三寸にぶら下がっていたタオルで、額の汗をふきながら微笑んだ、、、

「それじゃ、、、、」

僕は自信満々に、たこ焼きをひっくり返しにかかった、、ところが、、、

「よ、、は、、、、あれ、あれれ、?」

たこ焼きはひっくり返るどころか、穴の中ででんと居座って動こうとしない、みるみるうちに他のたこ焼きもコゲ初めてきたのだ、、、

「あーあ、お前、たこ焼きになめられちまってるじゃねーか、ははは、、、」

「でも、、これって、難しくって、、、あれれ、、、」

「ははは、このままじゃ商売になりゃしねーや、お前そっちの一列で練習しとけ、、、」

銀二さんは笑いながら別のキリをつかって、焦げかかっているたこ焼きをひっくり返しはじめた、、、

(タコ焼きがこんなjに難しいものだなんて、、、)

僕は改めて銀二さんを尊敬のまなざしで見つめた、、、、

 

「ほら、よそ見してないで、どんどんひっくり返さないと、たこ焼き焦げちゃうよ、吉宗くん、、」

「え?、、」

見ると、隣で金魚すくいの準備をすませためぐみちゃんが、楽しそうにこっちを見て微笑んでいた、、、

 

「めぐみちゃん、、、ははは、、」

僕は水槽の前でかわいらしく、ちょこんと座って僕を見ているめぐみちゃんに、思わずポッとほほを染めた、、、、

(あー、やっぱりめぐみちゃんって、可愛くて、上品で、優しくて、、最高だな~heart04 )

 

「あーーー、バカー、焦げてるっての!!」

「あー、しまったーー!!」

銀二さんの声にあわてて鉄板を見ると、僕の担当したタコ焼きはぶすぶすと黒い煙をだしていた、、、

「まったく、1列無駄にしやがって、、、お前の今日の晩飯はそれだ、、、」

「えーーーー」

僕は真黒になってボロボロのたこ焼きを眺めて、渋い顔をうかべていた、、、

 

「さあ、らっしゃい、らっしゃいーーー」

 

境内に、他のテキヤさんによる大きな声が響き始めた

あたりを見渡すと、僕たちの回りはすでに参拝客でにぎわいはじめていた、

 

「ほれ、吉宗、お前もしっかり声だせ、、、、」

 

「はい、、」

 

「さあ、、、いらっしゃい、いらっしゃいーーー、大だこ入りたこ焼き、おいしいですよー!いらっしゃい、いらっしゃいーーーー!」

「おう吉宗、お前の客寄せもなかなか良くなってきたじゃねーか、、」

「うんうん、すごいすごい、、、吉宗くんって順応性が早いんだね、、、、」

隣のめぐみちゃんも微笑んで僕を見た後、、、、

「さあ、私も、がんばらないとね、、、、」

 

「いらっしゃいませーー、金魚すくい一回二百円ですよー、いらっしゃいませーーー」

可愛い声で客寄せをはじめた、、

 

「おい、あの金魚すくいの子、まじ可愛くねーー、、、」

「おー、まじ可愛いじゃんか、、」

そんなめぐみちゃんの事を見た、数人のチャラチャラした男達が、彼女のもと近づいてきた 

「いらっしゃいませーーー、金魚すくい、一回二百円ですよー、どうですか?、、」

「ねえねえ、一回やっていくからさ、終わったらデートしてくれない?」

「えーー!?」

「彼女、まじ可愛いじゃん、惚れちゃったんだよね、俺ら、、、」

男達はめぐみちゃんの前に座りこんで、ニヤニヤしながら話し始めた、、、

 

(むおーー、何だこいつらは、、、、)

僕はめぐみちゃんの前の男達をむっとしながら見た、、、

「何よそ見してんだー、ほら出来たたこ焼きどんどんパックにつめろっての、、」

「あ、、、はい、、、」

銀二さんに怒られて、僕は隣のめぐみちゃんを横目に、慌ててたこ焼きを詰め始めた

 

「ねえねえ、彼女、、、いいじゃんか、、デートしてくれたら、俺たち三人で金魚すくいやってやるぜ、、、」

チャラチャラした男達は千円札をちらつかせながら、めぐみちゃんへのちょっかいをエスカレートさせはじめていた、、、

 

(あ、、、あいつらーーーーー)

僕は、たこ焼きのパック詰めをしながら、イライラ顔でめぐみちゃんの方を見ていた、、、

「おい、、吉宗!!」

「吉宗、ほら、お客さんだぞ、、、お客さん、、、」

「あー!?」

気がつくと僕の目の前に、一人のおばさんが立っていた、、

「す、すいません、500円です、、」

僕は慌てて手にしていたたこ焼きを、目の前のお客さんに差し出した、、、

「あらーー、こんなにいっぱい?お兄さん気前がいいわねーー」 

「え?」 

気がつくと、お客さんが手にしているパックには、たこ焼きが山のように積み上げられていた、、、

「あーーーーー!?」

お客さんは嬉しそうに500円を支払うと、山のようなたこ焼きを抱えて去っていった、、、

 

「ばかー、この、、うちは8個で500円だぞ、、、今のはその三倍はあっただろーが、、、」

「すいません銀二さん、、、」

そういって謝りながらも、僕はとなりのめぐみちゃんが気になって仕方なかった、、

「ん?、、、何だお前、、、」

銀二さんは僕の目線の先、めぐみちゃんの様子に気がついて、ニヤッと笑うと

「なんだ、、やけに落ちつかねーと思ったらそういうことか、、、」

「は、、はい、、、、」

「だったら、心配いらねーよ、、、、」

「え、、、でも、、、、」

僕は銀二さんにそう言われながらも不安いっぱいにめぐみちゃんの様子を見つめた、、、

 

「なあなあ、、彼女、、、デートぐらいいいだろ、、なあ、、、」

「、、何だったらこれ10回くらいやってやってもいいんだぜ、、、、、」

チャラ男たちはしつこく、めぐみちゃんをくどきはじめていた、、

ところが突然、 

「お兄さんたち、、残念だけど私あんたらとデートするほど、悪趣味じゃないんだよね、、、」

今まで黙っていためぐみちゃんが、きっと恐い顔で言葉を発したのだ、、

 

「悪趣味?、、、、、悪趣味ってなんだよ、、俺達は客だぞ、客、、、」

「客、客って、銭ちらつかせて、そんなのは客って言わないんだよ、、、商売のじゃまだ、ガキは飴でもしゃぶってとっとと帰りな!!」

 

「な、、、、なんだと、、」

 

「よう、あんちゃんたち、、あたしのこと、あんま甘く見んじゃないよ、、、、」

めぐみちゃんはそう言うと、突然今までの可愛い顔から一変して、鬼のような形相でチャラ男たちを見渡した、、、、

Onimegumi  

「う、、、あ、、、、、」

チャラ男たちはめぐみちゃんの迫力に押されて、そのまま言葉を失ってしまった、、、 

「ほら、金魚すくい、やるのか?やらないのか?、、はっきりして頂戴、そんなところで雁首そろえて座られてたんじゃ、商売のじゃまなんだよ、、、」 

「あ、、、すいません、じゃあ、一回ずつ、、、」

チャラ男たちはそういうと持っていた千円札をめぐみちゃんに手渡した、、、

その直後、今まで鬼のような形相だっためぐみちゃんが一変して、もとの可愛い彼女に、、

「ありがとうございますーー、それじゃ3名様で、600円になりますー」

声まで元のキャピキャピ声に戻っていたのだった、、、

 

(えー、、、なに?、、、何だったの今のめぐみちゃん、、、、?)

僕は今起こった出来事に、すっかり言葉をうしなってしまった、、、

 

「な、、、だから大丈夫だって言っただろ、、吉宗、、、、」

銀二さんは嬉しそうに笑うと、再びたこ焼きを作り始めた、、、、

 

(え?、、、え?、、、今のめぐみちゃんって?、、、、えーーーー?)

僕は額から脂汗を流しながら再び彼女の様子をみつめた、、

しかしそこには、いつもの可愛いめぐみちゃんが優しい笑顔で座っているだけだった、、、

(めぐみちゃんが、、、めぐみちゃんが、、)

僕は思考回路をめちゃめちゃにしながら、じっと彼女を見つめていたのだったのだったった、、、 

続き
第60話 女衒の栄二(ぜげんのえいじ)へ

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2008年9月14日 (日)

第58話 吉宗君めぐみちゃんへの想い

めぐみちゃんは今まで見せたことのない鋭い眼を僕に向けて光らせていた、、、

(すべてお見通しだったのか、、、、)

僕は青ざめた顔で再び彼女の顔を見た、、、とその時だった

キッと睨みすえていた彼女の瞳から光るものが、、、

 

「あ、、め、めぐみちゃん?、、、、」

 

「どうして、、、?」

彼女の瞳からボロボロと大粒の涙があふれはじめた、、、

Kanasimi1

「どうして、そんな嘘をつくの?、、、、、」

「え、?、、、、、」

「あの人たちのこと、、、どうして嘘をつくの?、、、、」 

「嘘って、あ、、あの、、、」

僕は救いを求めるように、隣の銀二さんのことを見た、、、、

ところが銀二さんも、こりゃもう駄目だ、、、そんな顔でじーっと僕を見ていたのだった、、、

 

「吉宗くん、、これって、さみしすぎるよ、、、、、」

「、、、、、、」

「私、まっすぐで、嘘のない吉宗くんのことが好きなのに、、、大好きなのに、、、」

「、、め、、めぐみちゃん、、、」

「吉宗くんの目は、何時でも正直で、透き通っていて、純粋で、、、私、そんなあなたの目が大好きで、、、なのに今の吉宗くんの目、違う人の目だよ、、、、」

「違う人の目?」

僕は締め付けられる思いで、めぐみちゃんの泣き顔をみつめていた、、、

 

「違う人、、、、私が好きになった吉宗くんじゃない、全然違う人の目だよ、、、」

「、、、、、、、、」

 

「私、、、怒ったりしないよ?、、吉宗くんのこと信じてるんだから、、、怒ったりしないんだよ、、、、」

「え、、、?、、」

「だって、吉宗くんだって、社会人なんだから、、付き合いで仕方ない事だってあるじゃない、、、だから、怒ったりしないのに、、、なのに、、こそこそ嘘をつかれるのって何だかさみしすぎるよ、、」

めぐみちゃんは肩を震わせて泣きながら、僕をじっと見つめていた、、、

 

(あ、、、こんなに一途なめぐみちゃんを、、、傷つけてしまうなんて、、、)

僕は彼女の前に一歩近づいた、、

 

「め、、、めぐみちゃん、、ご、、、ごめん、、僕、、、、」 

「、、、、、、、、」

 

「ごめん、、僕、嘘を、、、、」

 

「吉宗くん、、、、」

「あの人たちは、、、じ、、、実は、、、、その、、、、」

気がつくと僕の顔には大量の涙と鼻水があふれかえっていた、、、、

「実は、、、、、、ぐしゅ、、」

「、、、、、、」

 

じゅる~、じゅじゅじゅーーーー!

僕は大量の鼻をすすりながら、めぐみちゃんの事を見つめた、、、、、

(よし、言ってしまおう、、僕の口から真実を言ってしまおう、、、)

 

「めぐみちゃん、、実は、僕、、、」

 

と、その時だった、彼女の指先が僕の口をそっとふさいだのだ、、

「うぐ、、、、!?」

Kutiosae  

「ううん、いい、、、、、もういいよ、、わかったから、、、、、」

「え?、、、、」

「今の吉宗くんの目で、心、、全部わかったから、、、、、」

「、え、でも、、めぐみちゃん、、、、、、?」

僕はきょとんとした顔でめぐみちゃんを見つめた、、、、

 

「今の吉宗くんの目、嘘のない真実の目だった、、、、私のことを大好きって言ってくれたあの時の綺麗な目だった、、、」

「、、、め、めぐみちゃん、、、」

「だから、、もうそれ以上は話さなくていいよ、、、、ごめんね、、、変なこと言っちゃって、こまらせちゃって、、、」

「いや、、あの、、でも、、僕、、、、、」

めぐみちゃんは静かに人差し指を立てると、ふたたび僕の唇をふさいだ、、

「、、!!、、、、」

 

「銀二さん!!、、、、、」

めぐみちゃんは涙をぬぐうと今度はムッとした顔で銀二さんに振り返った、、、

 

「伊集院って名前、銀二さんが飲み屋さんで使う源氏名だって、知らないと思ったんですか?、、、」

「え、、、、!?、、めぐみちゃん、、、それじゃ、、」

 

「知ってるんですよ私、銀二さんは、綺麗なお姉さんたちがいるお店では、伊集院 薫っていう名前を使っているって、、、」

「あ、、、それで、、、ばれちゃってた訳?、、、」

「そうですよ、、最初に伊集院ちゃんって、あの綺麗な人があらわれた時から、わかってましたよ、、ふふふ、、、」

「はっちゃーーーーー」

銀二さんは真っ赤な顔で苦笑いを浮かべていた、、、、

 

僕はそんなめぐみちゃんを見つめながら、ホッとする反面、

(今までの、緊張はなんだったんだろう、、、、、)

そう、拍子抜けしていたのだった

 

「それにしても、銀二さんったら、アントニオ古賀だーなんて、変な嘘ついたりしてー、、、おまけに、あの綺麗な飲み屋のお姉さんたちまで、つき合わせちゃって、、、ふふ、、おかしい、、」

 

(、、、飲み屋のお姉さん???、、) 

僕は一瞬めぐみちゃんの口から出たその言葉に眉をしかめキョトンとしていた、、、

それは銀二さんも同じだった、、、

 

「銀二さんも、綺麗なお姉さんのいるお店に吉宗くんを連れて行ったくらいで、私が怒ったりすると思ったんですか?、、、、」

「あ、、え、?、、あ~あああ、、、」

銀二さんは目をまんまるにしながら、驚いた後、にんまり微笑んだ、、、、 

「いやははは、、ご、ごめんよーめぐみちゃん、、、、」

「別に謝らなくっても、、、、」

 

めぐみちゃんは銀二さんに、やさしく微笑むと、そのまま僕に向かって振り返った、、

「吉宗くんもおかしい、、、こんなに深刻な顔しちゃって、涙なんかいっぱいためちゃって、、うふふ、、、」

めぐみちゃんはハンカチを取り出すと、そっと僕の涙を拭いてくれた、、

 

「あ、、、めぐみちゃん、、、でも、あの、、、」

(ち、違う、、違うよめぐみちゃん、、、)

僕は、心で叫びながら、たまらず彼女の手をつかんだ、とそのときだった、

 

「えらい!!、、、さすがはめぐみちゃんだー、心が広い、、、、」

 

銀二さんが大きな声で叫びながら、めぐみちゃんに話しかけてきた、 

「えらいって、、男の人なら、付き合いで綺麗な女性のいるお店で飲むことくらい、当然のことでしょ、、、、、」

 

(綺麗な女性のいるお店で飲むって、違う、、違うんだよめぐみちゃん、、、、、、) 

僕は心の中で再び彼女に訴えかけていたその時、、、

バシッ!!

銀二さんが僕の肩を力いっぱい叩いた、

「おい、吉宗ーー、さすがはめぐみちゃんだなー、参ったなー、まったく、、、」

「いや、あの、、銀二さん、ちょっと、、」

「いやあ、、めぐみちゃんはいい嫁さんになるなー、こりゃ参った、降参だわー、」

「やだー、銀二さんったら、、、」

「改めて白状するよ、、、、あいつら夕べ若頭に連れて行ってもらったお店のお姉ちゃん達でさ、、ちょっとめぐみちゃんにばれたら、まずいかなーなんて勝手に思ってよーはははは、、、」

「そんな気にしすぎですよ、、、」

めぐみちゃんはニッコリ笑うと僕のダボシャツの袖をそっとつかんだ、、、

「私、、、信じてるんだからね、吉宗くんのこと、、、」

「、、めぐみちゃん、、、、」

  

「さあ、お仕事、お仕事ーー!!早く仕度しないと、人がいっぱい来ちゃいますよー!!」

めぐみちゃんは大声でそう言うと、金魚すくいの準備にかかり始めた、、、

 

「どうやら、助かった見たいだぞ、、吉宗、、、」

銀二さんは僕の耳もとでそっとささやくと、

「さーて、こっちもたこ焼きの仕込みにはいるぞーーーー!!」

そう叫びながら三寸の中へ入っていった

 

(信じてるんだからねって、、め、、めぐみちゃん、、、)

僕は透き通るような彼女の美しい瞳を静かに見つめた、、

(こんなに、やさしくて、、、可愛くて、、、純粋に僕を想ってくれている、めぐみちゃん、、、)

彼女に対する熱い想いは、さらに倍、その倍と大きく大きく膨れ上がっていった、、、

と同時に、 

(、、、ご、ごめんよめぐみちゃん、、ごめん、、、、)

締め付けられる罪の思いも倍増させながら、僕は彼女をじっと見つめていたのだった、、、

Sukida

続き
第59話 もう一人のめぐみちゃんへ

イラストは近日更新しますcoldsweats01

Potiannai
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2008年9月 9日 (火)

第57話 閻魔の娘

まさかこんなところで、、、それも、めぐみちゃんが一緒にいる時に、ハメリカンナイトのマライアさんと再会してしまうなんて、、、、

「あー!?」

おまけにマライアさんは、思わず大声を張り上げながら僕の顔を見つめて固まってしまっていたのだった、、、

(あー、だなんて、、な、何てこと、、、)

僕はそんなマライアさんを見ながら、金縛り状態に陥ってしまっていた、、

 

「ねえ、どうしたの吉宗くん?、、、、」

めぐみちゃんは、マライアさんと僕を交互に見ながら訪ねてきた、、

「はが、、、はが、、、」

僕はあまりの衝撃に、まともに言葉を発することができなくなっていた、、、そんな僕の変化を感じ取ったのか、めぐみちゃんは、

「ねえ、、、知ってる方なの?、ねえ、ねえ、吉宗君、、」

僕の腕をつかみながら、懸命に訪ねてきた

「あーー!?」

マライアさんはそんなめぐみちゃんの存在を知ってか、ふたたび大声を張り上げてしまった、、

(あーーーー、またしても、マライアさん、、、も、もうだめだーー!!)

 

と、その直後だった、

「あああーーーーーー!?」

突如マライアさんの後ろにいた銀二さんが、僕とめぐみちゃんの後方を指さしながら大声で叫んだのだ、、、

「ああーー、あああーーー、ああああーーー!?」

銀二さんはそう叫びながらクリスティーヌさんに合図をした、、、、

「え?、、、、あっ!?、、あー、、、、ああーー、ああーー、あああーー!!」

クリスティーヌさんも銀二さんと同じ方を指差し、いっしょに叫びはじめた、、、

「え?何、、何ですか?」

めぐみちゃんは、銀二さんとクリスティーヌさんにつられて後ろを振り返った、、、

しかしそこには、大きな大木と数名の参拝客がいるだけで、別に変ったことはなかった、、、

 

「えーー?なんですか、銀二さん、、、いったいどうしたんですか、、、、」

「あっ?あーー、あああーー、、」

銀二さんは困った顔でめぐみちゃんを見たあと、

「あー、あ、、アントニオ古賀、、、、」

苦し紛れにそんな名前をつぶやいた、、、

「え?、、、、誰?」

めぐみちゃんは、首をかしげると、再び銀二さんの指す方角を見つめた、、

 

「ほら、、、、あそこに、アントニオ古賀、、、ほら、ほら、、、」

「伊集院ちゃん、まじそれ誰?」

「、、、うん、誰?」

隣のクリスティーヌさんとマライアさんも銀二さんを見た、、、

「あー、、あーーーーー、バカー、、、」

銀二さんはあわてて二人の肩をつかんで、大木の後ろにいる参拝客の方を向かせた、、

「え?、、あ、、あー、アントニオこがちゃんね、、、」

「うん、うん、アントニオちゃん、、、」

 

「えー?銀二さん、誰ですかー、そのアントニオ古賀さんって?、、、ねえ、吉宗君は知ってる?」

めぐみちゃんは一人、不思議そうな顔で僕を見た、

「いや、、、あの僕も、、、」

「なんだー吉宗もめぐみちゃんも、アントニオ古賀、知らないの?、その名はフジヤマのアントニオ古賀、、有名な歌手だぞ、、はははは、、、」

銀二さんは笑いながら、隣のマライアさんを見ると、、、 

「それにしても、マライア、お前よく気がついたなー、ははははー」

眼で合図をおくっていた、マライアさんはとっさに

「え、、、ああ、うん、、、うん、、」

そう銀二さんにうなずいた

 

「それじゃ、、吉宗君のことを見て驚いたんじゃなかったんですか、、」

「え、、、ああ、そうよ、、向こうに、アントニオ、、、、えーと、、」

マライアさんの救いを求める視線に銀二さんが

「古賀、古賀、、、、」

「そうそう、アントニオ古賀ちゃんがいたもんだから、びっくりしちゃって、、、」

「そうだったんですか、てっきり吉宗君と何か関係のある方かななんて、おもっちゃいました、、、」

(か、、関係!!、、、、、)

僕はめぐみちゃんのさりげない言葉に、途中までとはいえマライアさんとの肉体関係を思い出し、思わず背筋がぞっと震え上がった、、

 

「いやあ、、それにしても、お前ら久しぶりだなー、ははは、、、、せっかくだから向こうでジュースでもおごったるよ、、、、なー、」

銀二さんは、笑いながらそう言うと、二人の肩を抱きかかえながら、境内の入り口に向かて走り去って行った

 

(た、、助かった、、、、、、)

僕は銀二さんの思わぬ機転によって、最大の危機を乗り越えることができたのだった、、、

めぐみちゃんは遠くへ走り去っていく銀二さんとハメリカンナイトの二人を見つめながら笑顔で

「銀二さんの幼馴染の方だったんだ、、、、二人ともすごい美人だね、、、、」

「う、、うん、、、」

「特にあとから来た人、すごい美人でグラマー、、、あんなセクシーな人、実は好みなんじゃない、吉宗君、、、、」

「な、、な、、何言ってんだよ、めぐみちゃん、、、、、」

「だって、あの人がこっちを見て驚いていた時、吉宗君ったらドキッとした顔で、じっと見つめ返してたでしょ、、、」

「そ、、そんなことないよ、、、、」

「いいえ、そんなことあります、、その証拠に吉宗君、ずーっとしゃべることすら出来なかったじゃない、、、」

めぐみちゃんはいたずに笑いながら僕の顔を覗き込んだ、、

 

「それは、あの、、、、」

 

「それは何?、、、」

「いや、、別に何でも、、、」

「ほら、やっぱり、、、」

めぐみちゃんはそう言いながらぷいっと横を向いたあと、自分の体をじっと見て

「男の子ってああいう魅力的でセクシーな人の方が、好きなんだろうなー、、、」

「そ、、そんなこと無いよ!!」

僕は大声で叫んでいた、、、

 

「そんななこと無い、男はそんなんで人を好きになるんじゃないんだー、、、」

「、、、、、」

めぐみちゃんは無言で僕を見た、、

「それに、たとえどんなセクシーな人が現われたって、僕にとってはめぐみちゃんが一番なんらー!!」 

「え、、、、!」

「めぐみちゃんが一番すきなんらぞーーーーheart01!!」

「よ、、、吉宗くん、heart02、」

めぐみちゃんは真っ赤になって僕を見つめ返していた、、、

「あ、、!?」

僕は思わず口から出てしまった愛の言葉に、恥ずかしさのあまりトマトのように真っ赤になってしまった、、、、

 

「おいおい、、、白昼堂々、愛の告白かよ、、、、、まったく、、」

「え!、、、、あーーーー!?」

振り返ると、僕の後ろには、銀二さんが、、、

「どわー 、何時の間にーー!?」

「何時の間にじゃねーだろ、まったく、、、、」

銀二さんはそういって僕に近づくと、

「まったく世話焼かせやがって、、、」

小声でささやきながら僕の肩をぽんとたたいた、、、、

 

「さあ、それじゃ、仕事仕事、、吉宗、たこ焼きの仕込みやるぞ、、」

「はい、銀二さん!!」

僕は一難さってホッとしたのか元気に返事を返した、、

 

そんな僕達を見ながら、めぐみちゃんが不思議そうに訊ねてきた、、、

「あの、、銀二さん、、、、、?」

「なんだい、めぐみちゃん、、、、」

「銀二さんの苗字って山崎なのに、なんであの人たち伊集院ちゃんって呼んでたんですか?」

「え、、、、、!?」

銀二さんと僕の額から再び冷や汗が、、、、

 

「あ、、、ああ、それ、、えーと、そうそう、俺のあだ名、、、」

「あだ名?、、、、」

「うん、そうそう、俺ってほら、貴族みたいな顔立ちじゃん、だからガキのじぶん、伊集院ちゃんってみんなから呼ばれてたんだ、、ははは、、、」

「へー、そうなんですか、、、、、」

「そうそう、、、、」

(さすがは銀二さんだ、、見事な返し言葉、、、)

僕はある種尊敬の目で銀二さんを見ていた、、が、そんな銀二さんに再びめぐみちゃんが、、、、

「、、もう一つ聞いていいですか?」

「、、ど、どうぞ、、、」

「銀二さん、久しぶりに会ったんですよね、お二人と、、、」

「あ、、、そ、そうだよ、、」

「でも、後から来た人、夕べ会ったじゃないって言ってましたけど、、、」

 

「え!?」

 

「、、、、、、、」

めぐみちゃんは無言で銀二さんを見ていた、、、、、

「いや、、、そ、そんなこと言ってたっけ?、あいつ、、」

「はい、、、」

「あー、それは、、、その、、、、」

銀二さんがもじもじ頭を掻き始めた瞬間、

「それから、クリスティーヌさんに、マライアさんなんて、これもあの人たちのあだ名だったんですか?、、、、」

「え、、、」

「銀二さん、二人のことそう呼んでたでしょ、、、」

めぐみちゃんは、今までに見せたことのない鋭い目つきで、銀二さんを見た、、、、

 

(うそ、、、、ちゃんと聞いてたんだ、、、、めぐみちゃん、、、、)

僕はそんなめぐみちゃんの目を見た瞬間、ふっと頭にハゲ虎の鋭い視線を思い出した、、、

(そ、、そうだった、めぐみちゃんには、警視庁捜査四課、閻魔のハゲ虎の血が流れていたんだ、、、、)

僕は恐る恐るめぐみちゃんを見た、、、、 

「、、ぐお!?」

直後、恐怖の金縛り状態へ、、

な、、なんとめぐみちゃんは、更にするどい目線を今度は僕に向けて発していたのだった、、、

続き
第58話 吉宗くん、めぐみちゃんへの想いへ

clover本編で登場したアントニオ古賀さんをご存知でない方はこちらをクリックしてみてねんsmile

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2008年9月 5日 (金)

イラストアップとめぐみちゃん名前の由来

先ほど、第55話、56話のイラストアップできました(* ̄ー ̄*)

55話ではイケメン三波のちょっと横顔が見れます

Mjinami_2

なるべく創造するイメージを邪魔しないように、イケメン三波はあまり露出しないようにと思っていますcoldsweats01

さてさて56話最新のお話からは、めぐみちゃんのにっこりスマイル

Ganbatte

ちょっと頭のリングをアレンジしてみたのですが、うーん、、、

これはいまいちですな(´,_ゝ`)プッ

fuji

イラストアップの報告ついでに、めぐみちゃんの名前の由来について、ちょっとだけお話しますよーんheart04

むかーし、むかし、ハニー君という19歳の自称モテモテボーイがおったそうな、、、ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

ハニー君は仲間と伊豆の白浜海岸へドライブに出かけて、そこでとっても明るくてめちゃめちゃキュートな女の子に、一目惚れしてしまったそうな、、、(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ lovely

ところが、モテモテボーイのハニー君、一目惚れしたその子の前ではドキドキheart02

緊張のあまり言葉もうまく話せなくなってしまったそうな、、、weep

結局、ハニー君は、悲しくもその一目惚れした明るい女の子に、みごとに振られてしまったそうな shockheart03(゚m゚*)

それから一年後、20歳になったハニー君は漫画家をめざして、講談社へ持ち込み投稿を始めたそうな、、、、

そして21歳になったハニー君は、『侠客吉宗』という漫画をつくりはじめ、そのヒロインに伊豆で振られた美少女の名前を、つけてしまったそうなーhappy02

白浜海岸で振られてから二年、シャイなハニー君の心の中には、いつまでもそのキュートな女の子への恋心が、生き続けていたそうな、、cryingうう~、なんたる切なさ、、、、

 

そのハニー君こそのちの光一郎、、そして明るくてめちゃめちゃキュートな女の子こそ、めぐみちゃんだったのでしたーcryingm9(^Д^)プギャー

snail

そんな思い入れもたっぷりと込めて、私はめぐみちゃんを描いているのでした heart04

Barukonni

「あ~、吉宗君が惚れてるめぐみちゃんも可愛いけど、あの白浜海岸で出会っためぐみちゃんも可愛かったな~、、、、lovely 」

というわけで、これが若き日の光一郎の悲しい物語でしたとさ、、、、ちゃんちゃんnote

gawk我が家の山の神にも話したことのない悲しい秘密をがんばって打ち明けたんだからね、、、同情のポチくらいして帰ってよね、、、、down

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2008年9月 3日 (水)

第56話 まさかの再開!ぷるんぷるんぼよよーん!

お大師様の境内では、綿菓子、あんず飴、焼きそばなど、数多い三寸が立ち並び、僕達と同業のテキヤさん達が、着々と準備に取り掛かっていた、

「すごいね、、沢山のテキヤさんでいっぱい、、、、」

めぐみちゃんは僕の隣で、キョロキョロと周りを見渡しては、楽しそうに微笑んでいた

 

「おう、誰かと思えば、鬼辰さんところの吉宗じゃねえか、、」

「え、、、?」

見るとそこには、以前地元のお祭りで知り合った、スキンヘッドの熊井さんが、あいかわらずの恐い顔で微笑んでいた、、、

「あ、、、熊井さん、どうもです、、、、」

「なんでえ、また、ハゲ虎に内緒で、めぐみちゃんと夫婦テキヤか、、まったくいい根性してやがんなー、ははは」

「め、夫婦テキヤって、、、だはは、、」

「やだ、、、、もう熊さんったら、、」

真っ赤になって照れている僕たちに、今度は熊井さんの隣にいた、悪役商会のような人たちも、話しかけてきた 

「ほう、、このお兄ちゃんが噂の吉宗君か、、熊ちゃんとやりあって一歩も引かなかったんだってな、、、、」

「あ、、、いや、、あれは、、、、」

「おまけに、四課のハゲ虎と真っ向からぶつかって、奴さんのパンツ、ずり下ろしてやったんだって、、、俺の舎弟から聞いたぜ、大人しい顔して大したもんだな、、、」

「いえ、、それもただの事故で、、、ははは、、」

僕は必死に頭を掻きながら、恐ーいおじさんたちに、苦笑いを浮かべていた、、、

Kuaisaikai_2

  

「すっかり有名人だね、、、吉宗くん、、」

そんな僕をからかうように、めぐみちゃんが微笑んだ

「いっけん、恐そうな人たちなんだけど、みんな優しい人ばかりだね、、、」

「うん、、そ、そうだね、、ははは」

そう返しながらも、僕はやっぱり心の中では怖さでいっぱいだった、、、

 

「なのに私のパパったら、、バイトもするななんて怒ったりして、本当に頑固なんだから、、、、」

「そ、それは仕方ないんじゃないかな、、、、、」

「えーなんで仕方ないの?」

「何でって言われても、、、、やっぱりハゲ虎、、じゃなかっためぐみちゃんのお父さんの立場って言うのも、、ねえ、、、」

「立場ねーー、」

めぐみちゃんはぷっと口を膨らませながら、空を見上げた、、、

僕はそんな彼女の横顔を見つめながらふっと、

(いくらお隣さんだからって、どうしてうちの親父さんは、刑事の娘のめぐみちゃんを、平気でバイトに使ったりするんだろう?、ハゲ虎と親父さんの関係っていったい、、、、)

そんな疑問を抱いていた

 

やがて僕たちは境内の中ほどにある、イカ焼の三寸にたどりついた

「お待たせして、すいませんでしたー!!」

僕は恐る恐る、三寸の中でたばこをふかしている追島さんにお弁当を差し出した、、 

 

「この野郎ー、おせえぞ、あったぐ!!」

追島さんは、怖い顔で睨みながら、幕の内を僕の手から奪い取ると、ふたを開いてガツガツ食べ始めた、、、

 

(、この野生のゴリラの様な人が、スイートピーの花束を、愛するお慶さんにこっそり届けていたなんて、人は見かけで判断しては、ダメなんだな、、)

僕はそんな事を思いながら、お弁当をほおばる追島さんのことを、じーっと見つめていた、、、

 

「ん?、、、、」

「じーーーーーーーーー、」

「な、、なんだお前、何見てんだ、こら、、、、」

追島さんは怖い顔で僕を睨んできた、、、、、

(こうして、怖い顔をしていても、心はシャイなんだよな、、、この人は、、)

僕は花束を抱えてポツンと夜空に立っているゴリラの姿を頭に浮かべながら、キラキラ光る瞳で追島さんを見つめていた、、、

Jiiiiii

「な、、なんだ、気持ち悪い目しやがって、、さっさと仕事に行け、、バカー!!」

バコーン!!

「あ痛ーーー!!」

追島さんの久々の孫の手が僕の頭にヒットした、

 

 

「吉宗君、だいじょうぶ、、、、」

パンチパーマから大きなたんこぶをのぞかせた僕を見て、心配そうにめぐみちゃんが訪ねた、

「うん、大丈夫、大丈夫、、、ははは」

「でも、すごい音だったよ、痛かったでしょ、、」

「それがね、めぐみちゃん、どういうわけか痛くないんだ、、、、」

「痛くない?」

「うん、、夕べ追島さんのある秘密をしっちゃって、それが原因で追島さんを見る目が変わっちゃったせいだか、、」

「秘密?」

「、、、、うん、実はね、、、」

僕はキラキラ光る瞳でめぐみちゃんを見た、、、、

 

「えーー!?、追島さんがお慶さんに花束を、、、」

「うん、、、夕べ追島さんが持っていたレシートでわかったんだけど、、なんだかその後、驚きと感動で眠れなかったんだ、、」

 

「追島さん、それじゃやっぱり、今でもお慶さんのこと、、、、」

「うん、、、、でもお慶さんには婚約者がいるしな、、、」

「うーん、、、」

僕たちは真剣な顔で、うつむきながら歩いていた、、、

 

「なんて面して歩いてんだ、吉宗、、、それにめぐみちゃんまで、、」

気がつくとそこは、銀二さんのたこ焼きの露天の前だった

 

「遅いっすよーー、吉宗の兄貴ーーー、めぐみさんとラブラブはいいすけど、弁当の後にしてくださいよねー、、、」

銀二さんの隣で、おなかをすかせた鉄がぶつくさつぶやいていた、、、

「ご、ごめん鉄、、」

僕があわててお弁当を手渡すと

「やっとシャリにありつけるっす、、、」

鉄はうれしそうに抱えて持ち場に向って走って行った、、、

 

「ほれ、もうじき人(じん)が出張って来っから、お前も、めぐみちゃんも急いで食っとかねーと、あとで大変だぞ、、、」

「あ、、はい、、」

「ほら、めぐちゃんはここ座りな、、」

銀二さんは小さな丸椅子をめぐみちゃんに差し出すと、自分はソースの缶に腰掛け、ガツガツご飯を食べ始めた、、、

「いただきまーす」

めぐみちゃんとぼくも、お弁当のふたをあわてて開いた、、、

 

銀二さんは口のご飯をもごもごさせながら

「めぐみちゃん、今日赤タン一人だけど大丈夫?」

「はい、金魚すくいですね、前に一度手伝ったことありますから、、、」

僕は銀二さんの言葉に、ご飯をのどに詰まらせ

「ゴホッ、、ゴホッ  あ、あの、銀二さん、めぐみちゃん一人で金魚すくいって、、それじゃ僕は?」

「お前は、俺とここでたこ焼きだ、、、」

「えーー!」

(そんな、、めぐみちゃんとまた、ラブラブで働けると思ったのに、、、)

僕は思わず、半ベソをかいてしまった、、、

 

「何て面してんだ、お前、赤タン二人でやったってしょうがねえだろ、それにこれは親父さんからの言いつけだぞ、」

「親父さんのですか?」

「ああ、早いんだけどな、親父さんがお前にたこ焼きの練習させとけって、言いつけがあったんだよ、、」

銀二さんの言葉にめぐみちゃんが何故か目を輝かせていた 

「すごいじゃない吉宗君、、、、」

「え?すごい?」

「たこ焼きっていったら、お祭りの花だよ、、、すごい出世だよー、、」

「出世?」

僕はきょとんとした顔でめぐみちゃんと銀二さんを見た、、

 

「露店のネタ一つにもランクってのがあんだよ、、、腕と経験にあわせて売り上げのいいネタまかせてもらえるんだ、その中でもたこ焼きってのは、本来は俺クラスの兄い分がやるんだぞ、、、」

「銀二さんクラスの方がですか、、、、」

「おう、、、まあ、参考までに教えたるけど、ネタの中でもトップはデンキだ、、うちじゃあ、高倉の若頭か追島の兄いクラスが受け持ってるんだ、、、」

「電気?、、、、」

「綿菓子だよ、、綿菓子、、、」

「そんな決まりがあるんですか、、、、」

関心してうなずいている僕にめぐみちゃんがニッコリ微笑んだ

 

「がんばってね、、、吉宗くん、、、heart01 」

 

「あ、、、うん、がんばるよ、、heart04 」

 

僕は頬を染めながらめぐみちゃんを見つめた、、、

Ganbatte_2  

「かー、何がうん、がんばるよだよ、、、、でれーっとした面しやがって、、やってらんねーぜ、ははは、、、」

銀二さんは、あきれた顔で横を向くと、一人お弁当をガツガツとほおばっていた、、、

 

と、その時だった、 

「あーー、伊集院ちゃん?、、伊集院ちゃんだーー!!」

突然僕の耳に、甲高い女性の声が響いてきた、、、、

(伊集院ちゃんって、たしか、ハメリカンナイトで銀二さんが名乗っていた名前、、、、、)

僕は、おそるおそる声の方に振り返り、思わず顔を引きつらせてしまった、、、、

「!?」

何と、僕の予想どおり、そこにはハメリカンナイトで、夕べ銀二さんが指名していたクリスティーヌさんが、可愛いい私服姿で立っていたのだった、、 

 

「伊集院ちゃん、何よ今日はここで仕事だったんだー 」

 

「え、、、、、?、、あー!!、もしかして、クリスティーヌか?、、、」

「やーだー、こんな所でその名前はやめてよ、百合絵よ百合絵、前に教えたじゃん、、」

「あー、そうだったっけ、、、、」

「ひっどーい、伊集院ちゃんったら、、」

クリスティーヌさんはそう言いながら、ふいに僕のほうを見ると、、 

「あーーー!?」

突然面白い動物に再び出会えたという顔で、大声を発した、、

 

(うわ、、、ちょっと、、!?、)

僕は慌てて隣のめぐみちゃんを見た

めぐみちゃんはキョトンと不思議そうな顔で、クリスティーヌさんを見ていた

(銀二さん、、銀二さん、、、、、、)

僕はすさまじい形相で銀二さんに必死のテレパシーを送信した、、、

「、、!?、、、」

そこは百選練磨の銀二さん、僕のテレパシーを見事にキャッチすると

「あーー、そうだ、そうだ百合絵だったなーーーはははーー」

大声で叫びながらクリスティーヌさんの肩をぐいっと抱き寄せた、、

「え、、何?どうしたの急に、伊集院ちゃん、、、」

「いや、久しぶり、久しぶり、、はははーー」

銀二さんはさりげなくクリスティーヌさんの背中をとんとん叩きながら、二人で僕とめぐみちゃんの方を向いた、、、

 

「おう、吉宗、めぐみちゃん、紹介するよ、、、、あーー、えーー、そうだ、俺の幼馴染の百合絵だ百合絵、、なー百合絵、、、いやあ、何年ぶりだろうかなーはははー、」

銀二さんの奇妙な様子に気がついたクリスティーヌさんは、めぐみちゃんと僕を見てはっと表情を変えると、、、

「あー、そうだ、、10年ぶり、、、伊集院ちゃん、、10年ぶりよね、、、、」

さすがは豊富な人生経験の持ち主、機転を利かせて、そう返事をかえしていた、、、

 

「銀二さんの幼馴染の方だったんですか、、、はじめまして、、、」

めぐみちゃんは、何の疑いもない顔で、クリスティーヌさんに笑顔で挨拶をした、、

「あー、どうも、どうも、銀二さんの後輩で一条です、、、はい、、」

僕も額に汗を流しながら、必死に頭を下げていた、、

(よかった、、、これで何とかめぐみちゃんにばれずに、、、、)

そう思ったのつかの間、、、、、

 

「百合絵ーー、ごめんね、後れちゃって、、、」

僕の耳に思いっきり聞き覚えのあるセクシーなかすれ声が響いてきた、、、

 

「見てみて、まだ始まる前なのにさ、入り口のテキヤのおじさんがプレゼントしてくれたんだ、、ふふふ、私の美貌のおかげね、、、」

声の主はそう言いながら、袋に入った沢山のりんご飴を抱えて、うれしそうに近づいてきた、、、

「あれ?、、百合絵その人、、、」

セクシーボイスの女性はクリスティーヌさんの隣の銀二さんを見ると嬉しそうに目を輝かせ、、

「うそー、何よ、伊集院ちゃんじゃない、、、」

そう言いながら、見覚えのある爆裂ボインを、ぷるんぷるん、ぼよよーんsign01と、揺さぶった、、、

「あ、、、お前!?」

銀二さんはクリスティーヌさんの肩を抱きながら、慌てて爆裂ボインの女性を見ると、、

「お、おーう、久しぶりーーー!」

苦し紛れにそうつぶやいた、、、

 

「何言ってるのよ、伊集院ちゃんったら、夕べ会ったばかりじゃない、、、」

爆裂ボインはそう言いながら、ふっと銀二さんの後ろにいる僕に目をとめると、、、

「あー!?、、、、」

無意識に声をだしその場で固まってしまった、、、、

同時に僕も、心の中で目の前にいる爆裂ボインの名前をつぶやいていた、、、

 

(マ、、、マライア、、、、さん!!、、、、)

「え?、、、何?、、どうしたの?吉宗くん、、、、」

隣のめぐみちゃんが、きょとんとした顔で僕を見た、、、、

「、、、、、、、」

しかし僕は、声を発することも適わず、その場で金縛り状態に陥っていたのだった、、、

 

まさか、こんな場面で、ぷるんぷるん、ぼよよーんsign01のマライアさんと再開してしまうなんて、、、、

僕は運命のいたずら、というよりも、とてつもない底意地の悪さをもった、作者光一郎という男に、恐るべし恐怖を抱いたのだったのだった、、、

続き
第57話 閻魔の娘へ

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