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2008年10月15日 (水)

第63話 めぐちゃん危機!イケメン三波の誘惑

お大師さんの境内は休日とあって、賑わいをまし、僕と銀二さんはたこ焼き作りに追われていた、、、

「吉宗、、、お前なかなか返しうまくなってきたじゃねーか、、、」

「そうですか、、、」

「おまえ、ワリと感がいいんだな、、、、」

「はは、、、」

僕は照れ笑いを浮かべながら、たこ焼きを返していた、、、

僕たちの隣では、めぐみちゃんの金魚すくい、テキヤ用語で赤丹も、たくさんのお客さんでにぎわっていた、、、

「ありがとうございますー」

「はーい、僕、残念やぶれちゃったね、好きな子一匹選んでね、、、」

めぐみちゃんは、いつもの明るい笑顔ででお客さんと接していた、、、

(やっぱり、僕の勘違いだよな、、、めぐみちゃんに限ってスケバンだなんて、ありえないよ、、、、)

僕はやさしく子供たちとふれあっているめぐみちゃんを横目に見た、、、、

「わーー、君、とっても上手だねー、おねえさんビックリ、、、、」

子供たちと暖かくふれあっているめぐみちゃん、、彼女僕を思ってくれている、、そう思うたび、僕は幸せ気分で微笑んでいた、、、

Minamiaitomegucnan

 

しかしそんな僕の幸せをぶち壊すように、奴が、、、

 

「ありがとうございましたー、、、?」

めぐみちゃんは金魚の入った袋を、男の子に手渡しながら、はっと目を見開いた、、、

「あ、、、、!?」

そこには、数名の園児を連れた、イケメン三波が立っていたのだ、、、

「いやあ、こんばんわー!」

「こ、こんばんわ、、、」

「また、、会えましたね、、、、、」

「あ、、はい、、、」

イケメン三波は、得意のさわやかな笑顔でめぐみちゃんをじーっと見ると、、、

「うん、、やっぱり美しいですね、、、、」

「え、、!?」

「きれいな方はたとえどんな場所にいても、美しいんですね、、、」

「、、、え!、、、そ、、そんなこと、、、」

めぐみちゃんは、三波の歯の浮くようなセリフに、思わず頬をそめてうつむいた、、

 

(あ、、あいつ、、、、、、)

僕は、突然の三波の出現に動揺しながら、たこ焼きを返していた、、、

  

「三波先生、、、、早く、金魚すくい、、、金魚すくいー!!」

子供たちが、水槽を指差してさわいでいた、、、

「はいはい、、、約束だったよな、、、、、」

三波は財布から千円札をとりだしながら

「昨日、春菜先生と一緒に来た子供たちから、聞いたらしくてね、、昼からうるさくて、、ははは、、、」

「あの、夜もお仕事なんですか?、、」

「うちの保育園、夜間保育もやってるんですよ、、この辺って夜の仕事のお母さんも多いから、、」

「そうなんですか、、、」

「先生、早く、早くーー」

「わかった、わかった、、、、すいません、これで5人分お願いします、、」

子ども達が騒ぎ始め、三波は笑いながら千円札を差し出した

めぐみちゃんは、その千円札をあわててつかんだ、しかし、三波はにぎっていた札をわざと放そうとせず、

「綺麗な指ですね、、、、」

キラキラ光る白い歯で、ささやいたのだった、、

めぐみちゃんは思わぬ言葉に、三波の持つ千円札をつかんだまま、固まってしまった

 

(うおーー、あ、あいつ、またしてもあんなことを、、、、)

僕は、鼻息を荒げながら二人をみていた、、、

  

「あ、、すいません、、本当に綺麗な指だったんで、つい、、、、」

三波は、恥ずかしそうに笑いながら、握っていた札からそっと手を放した、、

 

「あ、、あの千円だと、、一回おまけで、六回できます、、、」

めぐみちゃんは、三波から受け取った千円札をしまうと、真っ赤な顔でポイとお椀を用意しはじめた、、、

「一回おまけですか、、それじゃ、僕も昔にもどって頑張ろうかな、、、、」

「あ、、はい、、先生も、ど、どうぞ、、」

明らかに動揺を隠しきれないめぐみちゃんの様子を、イケメン三波は再び獲物を観察するような目で、見つめていた、、

三波の熱い視線に気がついためぐみちゃんは、持っていたポイを差し出しながら慌ててうつむいてしまった、、、、

   

(あの男ーーーー、また、あんな目でめぐみちゃんを、、ぐおーーー!、、)

僕は怒りの炎をめらめらさせながら、真っ赤な顔でたこ焼きを返していた、、、

「あーーママ、このたこ焼きのおじちゃんも、タコさんになってるー!!」

「え!?」

「ほら、、吉宗、お客さんだよ、、、」

銀二さんの声で前を見ると、、お金をもった小さな子供が、目をまん丸にしながら、僕を指差し立っていた、、、

「あ、、、すいません、、、、一つですね、、」

あわてて焼きあがったたこ焼きをパックにつめながら、僕は横目で隣を見て愕然とした、、

(ぐあーーー!?、、、、)

何とそこには、ポイをもっためぐみちゃんの手を、そっと握っている、イケメン三波の姿が、、、、

「あ、、あの、、、」

めぐみちゃんは慌ててポイを三波の手に残して、自分の手をひっこめた、、

「あっ、、、、すいません、、君があまりにも美しい手だったから、、」

三波は恥ずかしそうに頭をかきながら、水槽の前に腰をおろした、、、

 

(あの野郎~おおおおおお!!、、、、)

僕の怒りは頂点に達していた、、、

「うわーーーー、ママ、このおじちゃん恐いーーーーー!!」

「バカー吉宗ーー!」

「え!、、あーーーーー!?」

気がつくと僕は、真っ赤になった大魔神のような形相で、子供にたこ焼きを差し出していた、、、

「うわーーん、うわーーん!」

「何ですか、あなたは小さな子供をにらんだりして、、、、」

「すいませーん!!あの、これたこ焼き、、」

「よそで買うからもう結構です、、、」

慌てて謝る僕をにらみながら、お客さんは帰って行ってしまった、、、、

 

「バカかお前、、客の子供にガンくれるやつがあるか、、、」

「す、、すいません、銀二さん、、、」

「すいませんじゃねーだろ、もっと集中して仕事しろよ、、、こっちは生活がかかってんだからな、、」

「はい、、、すいません、、」

僕は謝りながらも、隣のめぐみちゃんが気になって仕方なかった、、、、

 

「わー、先生、破れちゃったーー」

「僕も、一匹もとれなかった、、、、」

隣の金魚すくいでは、子ども達が敗れたポイを残念そうにながめていた、、、

「ははは、君達にはまだまだ難しいからね、、、、よし、先生のこと見てるんだぞ、、、」

イケメン三波は白い歯を輝かせて子ども達に微笑むと、チラッとめぐみちゃんを見て軽くウィンクをした、、、

「、、、、、!?、、、」

めぐみちゃんは、思わず頬をそめていた、、、

 

(あー、めぐみちゃんが、、めぐみちゃんが、赤くなってしまったーーーー!)

 

イケメン三波は颯爽と腕まくりをすると、大きな金魚めがけてポイを走らせた

バシャー!!

ズボー、、、

「あれれ、、、、?」

イケメン三波の破れたポイの間から金魚が悠然と泳ぎさっていった、、、

 

(なんだよ、、口ばっかりで全然へたくそじゃないか、、、、)

僕は悔し紛れにほくそ笑んだ、、、

 

三波は破れたポイをめぐみちゃんと自分の顔の前に持ち上げると、

「ハハハハ、、、僕もまったくダメだった見たいですね、、、」

白い歯を輝かせて、めぐみちゃんに微笑んだ、、、そんな三波の笑顔につられて、、、

「ふふふ、、、三波先生って面白い方なんですね、、、」

めぐみちゃんも思わず微笑んでいた、、、、

 

(あーーーーー!!め、めぐみちゃーーん!?)

「銀二さん、、すいませーん、、、」

「あー、何だ吉宗、急に、、、、」

気がつくと僕は、半べそ状態で持ち場から離れていた、、

 

「あの、、、好きな金魚選んでください、、、、」

めぐみちゃんは三波を見ながら、そっと水槽のなかを指差した、、、

「あ、、残念賞ですね、、、、」

「はい、、」

「それじゃ、どの子が良いかな、、、」

三波はポイをめぐみちゃんに手渡すと、からだを乗り出して水槽を覗きこんだ、、、

「、、、めぐみさん、見て、見て、この子可愛くないですか?、、」

「え?、、どの子ですか?」

「ほら、、こっちのこの子ですよ、、」

「えー、わからない、、、」

めぐみちゃんは片手に網をもったまま水槽の上にからだを乗り出した、、

三波は一瞬ニヤリと笑うと、急に自分の顔をめぐみちゃんに近づけ、、、、

 

「ほら、、この子ですよ、、、」

間近でめぐみちゃんを見つめながら、そっと右手の人差し指を彼女に向けて微笑んだ、、、

Minami3

「きれいだ、、近くで見ると、いっそう美しいですね、、、」

「え、、、、!?、、」

「好きになってもいいですか?、、」

「ちょ、、ちょっと!、、み、三波先生、、、、」

思わぬ告白に動揺をかくせず、めぐみちゃんはじっと三波のイケメンフェイスを見つめていたのだった、、、、

続き
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コメント

んんん~dash
悪い奴って思いながら読むからか、超~腹立つpout
イケメンで積極的な誘惑には、元スケバンもタジタジか…bearing
負けるな吉宗~~~punch

投稿: けんさぁ | 2008年10月15日 (水) 13時37分

けんさぁさん

いよいよイケメン三波が出てきましたよーsmile
吉宗くんとめぐみちゃん、今までの登場した人たちを交えて戦いの始まりです、
続きをじゃんじゃん書きたいのですが、別の仕事に追われてなかなか書けませんが、がんばって更新していきますよーhappy02

投稿: 光一郎 | 2008年10月15日 (水) 20時36分

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