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2008年10月31日 (金)

第65話、激突!吉宗君対イケメン三波

「いやあ、またお会いしましたね、、」

沢村は、得意のさめた目で僕たちに笑った、、、、

「副園長も、ご存知の方だったんですか?」

「ああ、春菜君、実は夕べ知り合いのお店でね、、、、」

「知り合い?」

「ええ、君も知ってるだろ、私の婚約者の、、、、」

沢村は意味深な笑い顔で、春菜先生を見たあと、僕に振り返り

「いやあ、春菜君から聞いた、テキヤのお兄さんって、君だったんですか、、、」

「はあ、、、」

「うちの園児がお世話になったそうで、、とくにユキがね、、、」

「ユキ、、ちゃん!?」

「ええ、、昨日いろいろあったそうですね、、、、」 

「いろいろって?、、、あっ!、」 

僕は昨日起こった、ユキちゃんと追島さんの一件を思い出した

(そ、そうだ、この男、ユキちゃんの新しいお父さんになるんだった、、、) 

 

「慶からも、いろいろ聞かされましてね、、、」

沢村はそう告げながら、少し怒った顔で春菜先生を見た、、、

 

「あ、、、す、すいません、昨日は、私が勝手なことを、、、、」

「いやいや、春菜君、きみが悪いんじゃないよ、、、ははは」

沢村は冷たい目で春菜先生を見た後、急にあたりをきょろきょろと見渡し始めた、

 

(この男、昨日のことを怒って、、、)

僕は春菜先生のしゅんとした顔を見て思わず

「あの、、」

と話しかけたその時だった、

 

「追島の兄いさがしてんのかい?、、、、、」

 

それまで、たこ焼きを返していた銀二さんが、突然ぶっきらぼうにつぶやいた、、、

「あ、、いや、、、、」

「兄いなら向こうでイカ焼きやってるぜ、婚約者の元旦那がどんな面か見てえんだろ?、、あんた、、」

「そ、、そんなことはありませんよ、、、」

沢村はあわてて首をふった、、、

「そうかねー、俺があんただったら、間近によってどんな馬の骨野郎か、よーく拝みてーけどな、、ははは、、」

銀二さんは笑いながらも鋭い目で沢村を見据えた、、

  

「ねえ、吉宗君、、この方がお慶さんの?」

「うん、、、、」

僕はそっとめぐみちゃんの問いかけにうなずきながら、銀二さんと沢村のことを見た

 

「ぼ、、僕はね、前のご主人がどうだとかで無く、純粋に慶さんの事を愛して、、、それで婚約したんですよ、、、」

「ふーん、純粋に愛してねー、、、プーッ!、」

銀二さんは突然吹き出しながら僕を見た、、、

「おい聞いたか吉宗、、このおっさん純粋に愛しちゃってんだってよ、、、」

「え、、あ、、はあ、、」

突然のふりに、僕は慌てて返事をかえした、、そんな僕達に沢村は真っ赤な顔で

「き、、きみ、、ちょっと失礼じゃないか、、、、僕の真剣な言葉を、、」

「真剣ね、、ああ、わかったわかった、、、、」

「君ーー!」

「真剣とか純粋とかどうでも良いけどよ、そんなとこボーっと突っ立ってられたんじゃ、商売の邪魔なんだよオッサン、、、」

 

「オッサン!?」

 

「こちとら、オッサンの訳のわからねえ話し聞いてる暇ねえんだよ、、、たこ焼き買う気がねーなら、店の前からどいてくんねえかな、、、」

銀二さんはムッとした顔でそう告げると、再びたこ焼きを返しはじめた、、、

「し、、失礼な、、、、」

沢村は銀二さんの言葉に真っ赤になって震えていた、、、

 

その時だった、二人の様子を離れてみていたイケメン三波が、

「副園長、この方の言うとおりですよ、ハハハ、、、商売の邪魔しちゃまずいですからね、、」

不敵な笑みを浮かべながら近付いて来た、、、、 

そして僕の目の前で立ち止まると

「いやー、良く見ると、おいしそうなタコ焼きですね、、、せっかくだから一つ買って行こうかな、いくらですか?」

そう言いながらポケットから財布をとりだした

「あ、、500円です、、」

僕が答えると、三波は財布から小銭を取り出し

「それじゃ、、、これで、、、、、」

500円玉を差し出した、僕がそれを受け取ろうとした、その瞬間、、、、

僕の手の前で、三波がお金をパッと放したのだ、、、、 

 

「あ!?」

チャリン、、、、

500円玉は三波の足元に転がり落ちた、、、

 

「あー、悪い、悪い、、、、」

「、、あ、いえ、、、、、」

僕は慌ててしゃがむと500円玉を拾いながら、頭上を見上げ、ハッとした、、、

そこには、今まで以上の冷酷な目で僕を見下している、三波の姿が、、、、

Waru

(こ、、この男、、わざとお金を、、、、)

気がつくと僕は恐い顔で三波を睨み返していた

 

「悪かったね、お兄さん、、ごめんごめん、、、はははは、、、」

(何がごめんだ、、こ、こいつ、、、)

僕はお金を持って立ち上がると、ムッとした顔でたこ焼きをつかみ、三波の顔の前に差し出した、、

「うん、いい匂いだ、、、」

三波は、ふてぶてしく笑いながら、それを受け取ると、何事もなかった顔で春菜先生に振り返り、得意のさわやか笑顔に戻って微笑んだ

「春菜先生ー、いやあ、本当においしそうなたこ焼きですよー、はははは、、、」

 

(なんだ、この男は、、いったい何者なんだ、、、)

僕に対して見せたあの冷酷な顔など、微塵も感じさせない、見事に作られた三波の笑い顔、、、、

 

(この男は、絶対にただの保父さんなんかじゃないぞ、、、)

そう気づいた時、僕はハッと、昨夜ハメリカンナイトで爆裂バディー、マライアさんが話していた言葉を思い出した、、

(そういえば、マライアさんも昔は保母さんだったって、、、、、)

 

『 「お兄さん、、、私ね、実はこう見えても昔、保母さんだったんだよ、、、」

「えーー!?保母さん?」

「以外でしょ、、、、」

「は、、はい、、、」

「女子高を出て、その後資格とって、その彼と知り合うまで、私男の人と手も握ったことなかったんだ、、、」

「それで保育園に勤めたんだけど、そこでその男とであっちゃって、、彼のうそのやさしさにすっかり参っちゃってね、、、、散々お金を騙し取られて、借金だらけにされて、、、、結局はこんな所で働くはめになっちゃったんだ、、、、」 』

 

(、、、この男!!、、、、)

 

気がつくと僕は無意識のうちに、イケメン三波の背後に近づいていた、、、

「おい、、お前、、、、」

「え?、、、、」

「お前、マライアさんって知ってるだろ?、、、、」 

「マライア!?」 

僕の突然の問いかけに、一瞬、三波の表情が変化した、、、

 

「やっぱりお前だなーーーー!!」 

そう叫びながら僕は、またしても無意識に、イケメン三波の胸ぐらをつかんでしまっていたのだった、、、

続き
第66羽 恐るべし!!イケメン三波へ

イラストは近日更新します^^

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コメント

かなり遅刻coldsweats02

吉宗行け~~~sign03bomb
でも、すべ~るの話をしたら、やばいんでないのsign02
めぐみちゃんにばれちゃうゾsweat01
想像しただけで恐ろしいshock

投稿: けんさぁ | 2008年11月 4日 (火) 16時39分

けんさぁさーん

そうなのですよね、ついついまじめな吉宗くんが、こんなことを、、、coldsweats02
でもマライアさんはまずいsweat01
なんとなく、すべーるすべるがばれてしまうカウントダウンのようにも、、coldsweats01、、、
かなり危なそうですねsweat02

投稿: 光一郎 | 2008年11月 4日 (火) 18時11分

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